この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
不倫関係にあった女性がストーカー化し、朝から晩まで電話やメールが来る、最近は職場にまで連絡がきて困る、何とかして欲しいという相談でした。
解決への流れ
とにかく職場への連絡を止めさせてほしいということだったので、受任後、すぐに相手方に電話で連絡をし、今後は本人への連絡はやめ、全て弁護士宛に連絡するよう話をしました。また、要望事項があれば当職宛に出して欲しいと伝えました。そうすると、相手方からはとてもこちらが受け入れられないような要求がいくつも出され、それを受け入れられないと断ると、また本人や職場への攻撃が始まりました。やむを得ず警察への介入を求め、迷惑行為をやめさせたのですが、今度は当職が攻撃の対象となり、朝から晩まで事務所への電話攻撃をうけるなどの状態になってしまいました。当職からは、常に同じ対応で、法的に妥当な要望や請求ならば検討できるが、それ以外は検討できない、当職への攻撃については、このまま継続すれば刑事事件化も検討するというものでした。ここからは根気の勝負となりましたが、面倒臭くなったのか、相手方は数か月後にピタリと迷惑行為を止めました。
自分の要求を迷惑行為を通じて通そうとする相手方に対しては、毅然と対応することが重要です。喧嘩をするのではなく、あくまで言葉は丁寧に、テープレコーダーのように同じことを分かるまで話し続けるしかありません。度を超す相手に対しては、迷わず警察への介入を求めることが重要かと思います。