この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
依頼者は脱サラ後、飲食店を開業したのですが、思ったように売上が伸びず、赤字が続いている状態でした。開業時に借りた資金の他に、個人名義のカードローンなども使って運転資金を捻出していましたが、そうした借入れを続けることができなくなり相談に来られました。
解決への流れ
事業の継続が困難であったことから、店は閉店し自己破産することを選択しました。借りていた店舗は本来なら原状回復をする必要がありましたが、オーナーと交渉して居抜きで明け渡すことに同意してもらいました。幸い、店がオープンからそれほど経っていなかったため、店内の什器備品がそれなりの金額で売れ、破産の申立費用をまかなうことができました。破産申立後は、破産管財人が選任されましたが、弁護士のサポートのもと、破産管財人との面談や裁判所での債権者集会も無事に終え、最終的に借金の免除(免責)を受けることができました。
多額の借金を抱えながら売上を追い求める日々は相当なプレッシャーだったと、後で依頼者から聞きました。新型コロナウイルスの流行により借入れが増え、現在同じようなプレッシャーを感じながら事業を続けておられる方も多いと思います。そうした不安に寄り添った対応が可能ですので、早いうちから弁護士への相談をご検討ください。