この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
相談者は,3年ほど前に知人の女性に返済期限を定めて金員を貸し付けました。返済期限が到来して返還を求めましたが,「必ず返す」と連絡がくるものの返済を受けることはできませんでした。弁護士に内容証明郵便の送付を依頼しましたが,以後の交渉までは弁護士との契約内容に含まれておらず,今後どうするべきか悩んで当事務所に相談に来られました。
解決への流れ
内容証明郵便を送付しても明確な回答はなかったため,訴訟を提起しました。すると,相手方の家族から連絡が入り,示談をして訴訟を取り下げてほしいとの申出がなされました。全額返済を条件に示談をしたところ,直ぐに金員の支払いがあり,解決に至ることできました。
借用書といった証拠もあり,訴訟を提起すれば認容判決が出るのは明らかでしたが,その後に回収できるか不安な点もありました。ただ,他に解決方法がなかったことから訴訟を提起したところ,相手方の家族から,訴訟に巻き込まれるのを敬遠してか,示談の申入れがありました。もちろん,回収不能となることもありますが,やれるべきことはやってみることが大切だと痛感させられました。