この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
当初は、当事者同士の交渉で離婚が成立しそうだったのですが、相手方Yが、「やっぱり離婚しない。」とか、「○○という条件は、Xさんだけにとって有利で負けた気がするから嫌だ。」などと述べて、離婚協議が全く整う見込みがつかず、Xさんは、精神的に参っていました。
解決への流れ
私は、交渉段階から代理人として選任され、相手方に、和解条項の内容を細かく説明し、まず、離婚のするか否かに争いがないことを確認させ、その後、細かい条件を提示していきました。細かい条件については、条項の意味、Yさんにとって決して不利なものではなく、一般的にYさんが負けたとは思われない条項であることなどを、丁寧に説明していきました。また、最寄りの法律相談所を提示して、不安があれば、私の説明に間違いがないか確認しに行くことをすすめました。そして、依頼を受けてから1か月以内に、無事協議離婚が成立しました。
当事者間の協議ではうまくいかないときでも、弁護士が分かりやすい説明をすることで、協議離婚が成立する場合があります。