この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
相談者が単身赴任していた頃の借金が発覚し、返済不能であることから、どうにかしてほしいと、相談者本人の他、妻、母と一緒に相談に来られました。相談者は、妻や子どもの他、母や祖母と一緒に三世帯住宅にて生活をしており、住宅ローンもまだ数百万円が残っている状況でした。
解決への流れ
三世帯が住む住宅は相談者本人の名義であり、土地は祖母の名義という、権利関係が複雑でした。また、自己破産手続をすると、相談者だけではなく、相談者の母や祖母も住居を失うことになるという、解決手法が非常に難しい状況でした。そこで、債務整理手続の方針として、どのような方針がもっとも好ましいのか、相談者本人の収支のバランス、住宅、土地の権利関係、どの手続によってどのような結果が生じるのか、を調査、検討したうえで、相談者本人には個人再生手続により、住宅を残しつつ、再生計画に従い、債務を弁済するという方法を選択することにしました。結果、再生計画が認可され、住宅ローン以外の債務はほぼ5分の1に圧縮され、住宅も残すことができました。
再生手続きにおいては、住宅ローン債権者の他、各債権者が再生計画に異議を述べないよう、早期に交渉を行うことも大切です。相談者だけではなく、その家族にも甚大な影響を及ぼす案件であったことから、全体のバランスを考慮しながら、慎重に手続を進め、相談者及びその家族全員が満足のいく解決を実現することができたのではないかと思います。お金のトラブルは、早期にご相談頂くことで見通しが明るくなり、さらなる問題の拡大を防ぐことができます。