犯罪・刑事事件の解決事例
#過払い金請求

負担を減らし、所有不動産も手放すことなく和解

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青山 雅幸 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人ライトハウス法律事務所
所在地静岡県 静岡市葵区

この事例の依頼主

60代 女性

相談前の状況

昭和50年代に信用金庫から借入を始め、昭和60年代に入ってからはサラ金からも借り始めました。平成元年までにはサラ金5社から借りるようになりました。その後返済のためにも借入が増え、弁護士に相談に来た平成14年には、10社総額約600万円以上もの借入となっていました。そのうち1社からは自己所有の土地と建物を担保にした借入をしており、平成15年には競売にかけられてしまいました。本人には支払能力はすでになく、サラ金各社に対する支払いも不可能であるため、不動産を手放す覚悟をしていました。

解決への流れ

金融会社の多くは利率約25~40%程度の高い利率であるため、長期間取引があった場合、利息制限法で定められている利率(借入金が10万円未満は20%、10万円以上100万円未満は18%、100万円以上は15%)に基づいて計算し直すと、その差額分を払いすぎている可能性があります。払いすぎになっている場合(過払い)は、過払金返還交渉をし、払いすぎていた分を返還してもらうことができます。また、過払いにはなっていなくても、利息制限法に基づく再計算をすることによって、多くの場合は残額を減らすことができます。今回の事案も、サラ金5社が15年以上前からの取引という長期にわたる返済をしてきていたため、利息制限法による再計算をした結果、金融会社10社中、6社は過払金が発生し、過払金返還交渉後返還された過払金は合計約400万円程度になりました。そして、その過払金で不動産担保とした借入を一括返済し、競売を取り下げることができました。また、通常かかる債務整理弁護士着手金も過払金から支払うことができ、現在本人は、過払いにならず借入残額のある3社に対して、毎月各5千円を支払っているのみです。弁護士に相談に来る前は、借入総額約600万円以上もの残金があったにもかかわらず、弁護士介入によって、約400万円が返還され、その過払金で他社に返済をすることにより、本人の負担を極力減らし、本人所有の不動産も手放すことなく和解することができました。

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青山 雅幸 弁護士からのコメント

債務整理は弁護士の熟練の技術を要する法律問題のひとつであり、どのような解決方法を採用するかによって大きな差が生じる問題です。ぜひ18年以上の実績を誇る当事務所にご相談ください。