この事例の依頼主
60代 女性
相談前の状況
親族で会社を経営しており、10年ほど前から売り上げが減ってきて、会社が借金をするようになりました。会社の借金について、貸主から会社代表者はもちろん、親族で従業員として働いているBさんも連帯保証人となってほしいと言われ、やむなくBさんは連帯保証人になりました。その後も、会社の業績は悪くなる一方で、Bさんは、自分の預金や現金を会社の借金の返済に充てていましたが、借金は増えていきました。会社の借金を返す当てはないまま、会社代表者は、連絡が取れなくなり、居場所も分からなくなりました。
解決への流れ
Bさんは、個人事業主として、会社の業務を引き継ぎ、借金を返済していくことも検討しましたが、利益を出すのは難しかったので、諦めて、破産することにしました。Bさんは、破産するために、当事務所に相談に来ましたが、困ったことに、会社の経営はすべて会社代表者に任せていたことから、会社の財産や借金がどれくらいあるのかが全く分かりませんでした。
Bさんは、当事務所の弁護士に破産手続きを依頼しました。最終的にBさんは、無事破産手続を終えて、免責も得られ、借金のない新しい生活を始めることができました。