この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
会社の人事部長から、週に2回~3回面談を受けるように指示され、面談のたびに執拗に退職を迫られており、それを断っていたら、会社の上司から嫌がらせを受けたり、今までどおりの仕事をさせてくれなくなったりして居心地が悪くなってしまったという相談を受けました。
解決への流れ
ご依頼を受けた後、すぐに会社に対して、退職勧奨を止めることを求める内容証明郵便を送付したところ、それまで行われていた執拗な退職勧奨はされなくなりました。その後、会社と代理人との間で交渉をし、結果的に会社を退職することになりましたが、退職条件として、次の就職先が決まるまで生活できるくらいのお金を支払ってもらうなど、納得する条件で会社を退職し、転職をすることになりました。
会社から退職を求められたとき(退職勧奨)、それに応じなければならない法的義務はありません。退職したくないのであれば、はっきりと断ることが大切です。執拗に退職勧奨を受けているとき、弁護士が代理人として、会社に対して退職をしない旨を伝え、交渉をすることにより、退職勧奨が止まることがあります。