この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
相談者は約1200万円の負債を抱えており，本人の収支状況からして，負債全額を継続的に支払うことは困難な状況でした。また，相談者は不動産を所有しており，当該不動産は何とか残したいとの意向でした。
解決への流れ
収支状況だけを見れば破産相当でしたが，不動産を残したいとのご意向が強かったため，個人再生手続を利用することにしました。その後，必要資料を収集し，個人再生の申立てを行いました。結果，借金を5分の1に圧縮し，5年間で分割支払いする内容の再生計画が認められ，相談者は不動産を失うことなく，生活を再建することに成功しました。
このように個人再生手続を利用することにより，債務超過の状態を抜本的に改善しつつ，必要な資産を残すことが可能な場合もあります。債務整理手続には，様々な選択肢（任意整理，自己破産，個人再生等）がありますが，いずれの方法が相談者の方にとって最善であるかは，その方の資産や負債の状況によって変わってきますので，まずはお気軽にご相談ください。