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せっかくタダでアメリカ旅行に行けたのに…過去の「渡航歴」のために計画破綻した夫婦の悲哀
妻が勤務先で表彰され、副賞のアメリカ旅行に夫婦ともにタダで行かせてもらえることになった男性。ゴールデンウィーク明けの旅行を楽しみにしていたが、直前になって米国の電子渡航認証システムESTAを使って、ビザ免除プログラムを申し込んだところ、リジェクト(拒否)されてしまった――。
ITエンジニアの「エッセイを書くパンダ」さんが、自身のnoteにそんな悲哀をつづっています。エッセイを書くパンダさんによると、過去の渡航歴が関係しているようです(https://note.com/panda_program_/n/n54e7f6105061)。
ビザ取得には時間がかかるため、結局、せっかくの旅行計画が中止になってしまいました。ことの顛末をつづったnoteをエッセイを書くパンダさんに転載させてもらいました。
渋谷区「同性パートナー証明書」申請開始ーー最初の二人「お守りのように携帯したい」
渋谷区が「結婚と変わらない共同生活」をする同性カップルに発行する「パートナーシップ証明書」の申請受け付けが10月28日に始まった。2013年に結婚式を挙げ、同性カップルとして暮らしている東小雪さん(30)と増原裕子さん(37)の2人が、朝一番で渋谷区役所を訪れ、第1号の申請を行った。
東さんと増原さんの2人は手をつないで入庁。数分で申請を終え、庁舎から出てきたところで、多数のメディアに取り囲まれた。申請内容の確認などがあるため、実際に証明書が発行されるのは11月5日からとなる。2人は「受付番号1」と書かれた引換証を手に、晴れ晴れとした笑顔で、取材に応じた。
一般人が「現行犯逮捕」で大立ち回り…取り押さえた被疑者が怪我したら罪になる?
東京都目黒区の路上で7月30日、刃物を持った男性が60代の女性に切りかかり腕にケガをさせた事件で、警察が男性を取り押さえる際に一般人が加勢した様子を写した映像が拡散し、議論を呼んでいる。
警察が男性を取り押さえる様子を撮影した映像では、クロネコヤマトの配達員とみられる男性が、刃物を持った男性を背後から叩くなどして、警察が男性を取り押さえることに加勢する様子が写っている。この動画はツイッターに投稿され拡散。動画を見たツイッターユーザーからは、「クロネコさん惚れるわ」などと称賛の声があがった。
一方で、一般人が現行犯を取り押さえようとすることについて、別の視点からも議論が持ち上がった。犯人確保の訓練を受けていない一般人が現行犯を確保する際、「必要以上に攻撃したら逆に犯罪者になるのでは」という指摘だ。
たしかに、一定の犯罪では、捜査機関だけでなく、一般人が現行犯を逮捕することが法律で認められている。では、その際、現行犯とされる人物にケガをさせてしまったりしたら、逆に傷害罪などの罪に問われる可能性があるのだろうか。一般人が現行犯を逮捕する際、どの程度の実力行使が許されるのだろうか。刑事事件に詳しい富永洋一弁護士に聞いた。
「るろうに剣心」作者、児童ポルノ所持容疑で書類送検…「単純所持」アウトの基準は?
女児の児童ポルノを所持していたとして、人気漫画「るろうに剣心」の作者、和月伸宏さんが11月21日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑で警視庁に書類送検された。
読売新聞などの報道によると、和月さんは10月、都内の事務所で、10代前半の女児の裸が映った動画のDVDを所持した疑いがあるという。和月さんは容疑を認めて、「小学校高学年から中学2年生くらいまでの女の子が好きだった」と話しているという。ジャンプスクエアで連載中の続編は当面の間、休載になるという。
児童ポルノの単純所持は、具体的にどういう場合がアウトになるのか。例えば、Xvideosのようなストリーミングサイトで見ている場合もダメなのか。奥村徹弁護士に聞いた。
「裸にして山に埋めようか」 人違いの被害者を暴行・監禁、「命乞い」されても解放しない闇バイトたちの悪行
次々と発生して、摘発されている闇バイト事件。強盗などの凶悪犯罪に加担するとは知らずに応募してしまうと言われているが、これに加えて事件を起こしてみたら、被害者は「人違いだった」というケースもある。
東京都練馬区の路上で今年9月、40代の男性を監禁したなどとして、闇バイトのメンバーが逮捕された事件だ。このうち二人の公判が11月22日、東京地裁であった。被告人らは起訴事実を認め、検察側は懲役3年を求刑した。(ライター・渋井哲也)
妹の結婚を嫌がらせで破談にした「ニートの息子」を追い出したい…絶縁できるのか?
「ニートの息子」についての悩みが、弁護士ドットコムに寄せられています。相談者には、もう成人した息子がいますが、「ニートで、人に迷惑をかけるのが生きがいという人格」だそうです。
そのせいか、息子は妹である娘がお見合いしたことが気に入らず、デートしているところに押しかけ、破談させたことも。息子は「自分にもお見合いをあっせんしろ」と主張していたそうです。
相談者と娘は怒り心頭で、「合法的に家から息子を退去させたい」といいます。また、息子によって破談になったことについて、損害賠償請求もしたいそうです。
「現実的には払えないでしょうが、将来、自分たちの遺産を相続させる際に遺産とその慰謝料と相殺させたい」と考えています。
実質的な息子との「絶縁」。法的にはどこまで実現できるのでしょうか。大和幸四郎弁護士に聞きました。
鶏ささみのタタキ「食中毒」で示談金「1億円超」のリスク…"新鮮でも安全ではない"厚労省も警告
「新鮮だから安全」は間違い──。厚生労働省が公式Xで、刺身やタタキなど、加熱していない、あるいは加熱不足の鶏肉を提供することによる「カンピロバクター食中毒」の防止を呼びかけています。
厚労省によると、カンピロバクターとは、ニワトリやウシなどの腸管内にいる細菌で、わずかな量でも食中毒の原因になります。このため鶏肉を食べる際には十分な加熱が不可欠とされています。
万が一、生や生焼けの鶏肉を提供して、食中毒と断定された場合、店は営業停止など行政処分を受けるほか、客に対する賠償責任も負う可能性もあります。
給与遅配で「全員退社」ラジオ放送できず・・・「やむを得ない事由」があったのか?
三重県鈴鹿市のコミュニティFM「鈴鹿ヴォイスエフエム」で6月20日、全従業員8人が「退職願」を出したために、生放送ができなくなるという珍事がおこった。
報道によると、FMの従業員は給料日の19日に給与振り込みがなかったという理由で、その日中に退職届を出したのだという。従業員が一斉に退職願を出すという方法が功を奏したのか、会社は22日に給与の支払いをしたそうだ。
給料日の当日中に振り込みがないことが、生活にかかわる一大事となる従業員もいるだろう。一方で、従業員がそろって退職願を出すという事態は、会社にとっては大打撃。一般論として、「給与遅配」がおきた場合、従業員はどのように対応すればよいのだろうか。土井浩之弁護士に聞いた。
ノンスタ石田さんが苦言、ライブ内容を勝手にまとめる「ライブレポ」は法的に問題?
お笑い芸人のライブの内容をまとめ、ブログやSNSなどで報告する「ライブレポ(ライブ・レポート)」。そんなライブレポについて、お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さんがブログで、「やめてほしい」と訴えている。
石田さんは1月上旬、「ライブレポって大嫌い」と題したブログ記事を公開。ライブレポについて、「僕は一言一言にこだわって舞台に出てます。うろ覚えで文字に起こすのは言語道断。『舞台を観に来れない人のために』などという意見もうけつけません」と述べている。ライブレポによってライブの様子が不完全な形で伝わってしまうことが許せないようだ。
その上で、「そのライブを活字で伝えるなら僕本人です」として、ライブレポをやめるよう訴えた。お笑いのライブで、コントや漫才の内容をライブレポとしてブログなどで公開する行為は、法的に問題ないのだろうか。知的財産権の問題に詳しい雪丸真吾弁護士に聞いた。
中絶、退職しても「不倫相手の妻」に「慰謝料300万円」を支払わないとダメ?
「離婚できたら一緒になろう」は、不倫男の常套句のひとつ。
そんな言葉を真に受けて、妊娠までしてしまった33歳の女性ですが、不倫相手の妻はそのことを知って自殺未遂。慌てた不倫相手から別れを切り出されます。そして、中絶と退職を余儀なくされた挙句、妻からは「慰謝料300万円」を請求されてしまいます。
女性自身にも問題があったとはいえ、支払う義務はあるのか。柳原桑子弁護士の解説をお届けします。